
ミオ&リコの深掘りトーク 8トピック
素朴なツッコミと画家の裏話を拾い読み!
【追悼】マリリンの死直後の作品
【追悼】マリリンの死直後の作品

ゲルツァーラーとのやり取りとその言葉は、ウォーホル自身の回想録『POPism』(1980年)に書かれた回想です。新聞の見出し「129 DIE IN JET」は1962年6月4日、マリリン・モンローの死は同年8月5日です。
【対比】カラーとモノクロの意味
【対比】カラーとモノクロの意味

「表面だけを見てほしい、裏には何もない」というウォーホルの発言は、1967年3月にロサンゼルス・フリー・プレス紙に掲載されたグレッチェン・バーグによるインタビューが出典です。左右の対比を生と死・記憶の風化と読む解釈は批評家・美術史家によるもので、ウォーホル本人が制作意図として説明した記録はありません。
【わざと?】ズレやかすれの美学
【わざと?】ズレやかすれの美学

ズレやかすれをどこまで意図して残したのかを示す制作記録はありません。効果として選び取ったとする見方と、シルクスクリーンを始めて間もない時期の技術的な結果とする見方が併存しています。「機械になりたい」は1963年11月号の『ARTnews』に載ったG・R・スウェンソンによるインタビューでの発言ですが、2018年に公開された録音では前後の文脈が異なることが指摘されています。
【アイドル】現代のイコン(聖像)
【アイドル】現代のイコン(聖像)

ディプティク(二連画)がキリスト教の祭壇画に使われた形式であること、《ゴールド・マリリン・モンロー》(1962年、ニューヨーク近代美術館蔵)が金地の上に顔を刷った作品であることは事実です。それを聖像への見立てと読むのは批評家・美術史家による解釈で、ウォーホル自身の説明ではありません。
【二連画】並べたのは画家じゃなくて客
【二連画】並べたのは画家じゃなくて客

このやり取りは、購入者エミリー・ホール・トレメイン本人の回想として伝えられているものです。ウォーホルの返事は英語で "gee whiz yes"。トレメイン夫妻は2枚をまとめて購入し、1980年にテート・ギャラリーへ売却しました。
【50点以上】ぜんぶ同じ1枚の写真から
【50点以上】ぜんぶ同じ1枚の写真から

ウォーホルのマリリン連作は1962年から1980年代半ばまでに50点以上あり、いずれもジーン・コーンマンが1953年の映画『ナイアガラ』の宣伝用に撮影したスチール写真1枚に基づいています。ウォーホルとモンローに面識があったことを示す記録はありません。
【1964年】眉間を撃ち抜かれたマリリン
【1964年】眉間を撃ち抜かれたマリリン

撃たれたのはこの二連画ではなく、1964年に制作された別のカンヴァス4枚(現在「ショット・マリリン」と呼ばれる連作)です。5枚あったうちターコイズの1枚は重ねられていなかったため無傷でした。2022年5月のクリスティーズにおける《ショット・セージ・ブルー・マリリン》の落札額は手数料込み1億9504万ドル。テート・ギャラリーが二連画を購入したのは1980年で、27万ドルと伝えられています。
【投票1位は便器】3位マリリン、4位ゲルニカ
【投票1位は便器】3位マリリン、4位ゲルニカ

2004年12月に発表された調査で、ターナー賞のスポンサーだったゴードンズがアーティスト・キュレーター・批評家・ディーラーら500人を対象に実施したものです。1位はマルセル・デュシャン《泉》(1917年)、2位ピカソ《アヴィニヨンの娘たち》、3位が本作、4位ピカソ《ゲルニカ》でした。
あわせて読みたい!破天荒名画アプローチ
単なる時系列ではなく、画家の奇行や衝撃の裏話でつながる作品コレクション。





